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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻3号

1999年03月発行

今月の主題 肝炎

話題

分子進化の側面からみたB型肝炎ウイルス

著者: 大羽健一1 熊田和徳2 溝上雅史3

所属機関: 1名古屋市立東市民病院伝染科 2名古屋市立東市民病院第3内科 3名古屋市立大学医学部第2内科/輸血部

ページ範囲:P.315 - P.318

文献概要

1.はじめに
 分子生物学の発展により,肝炎ウイルスだけでなくさまざまな生物の塩基配列が解明されてきている.これらの塩基配列を分子進化学的に解析することにより,生物の近縁関係や分類を客観的に推定することができる.この分子系統樹による分類は,病原性微生物(エイズウイルス,インフルエンザウイルスなど)に幅広く用いられている.
 今月の主題である"肝炎ウイルス",特にC型肝炎ウイルス(HCV)の登場が,臨床検査の場においてPCR法を全国的に普及させた一因となったことは間違いないものと思われる.ここでは,分子進化の側面からみたB型肝炎ウイルス(HBV)について紹介したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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