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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻7号

1999年07月発行

文献概要

今月の主題 マスト細胞 総説

マスト細胞の分化

著者: 実宝智子1 北村幸彦1

所属機関: 1大阪大学大学院医学研究科分子病態医学病理病態学病理学

ページ範囲:P.729 - P.734

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 マスト細胞は多分化能幹細胞の子孫であるが,未分化のままで未梢血中を流れて組織に入ってから分化する.このときに結合組織で分化したマスト細胞は結合組織型に,粘膜組織で分化したマスト細胞は粘膜型になる.マスト細胞の分化には転写因子などのマスト細胞自身に内在する因子と,サイトカインなどのマスト細胞を取り巻く環境因子の両方が関与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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