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今月の主題 マスト細胞 総説
マスト細胞とサイトカイン
著者: 斎藤博久1
所属機関: 1国立小児病院小児医療研究センター・アレルギー研究部
ページ範囲:P.735 - P.741
文献購入ページに移動 ヒト・マスト細胞はstem cell factorとそのほかのサイトカインの影響下に造血幹細胞から分化する.成熟したヒト・マスト細胞はIgE抗体で感作し,抗IgE抗体で刺激すると脱顆粒を起こし,数時間後にインターロイキン(IL-)5などのサイトカインを分泌し,数日後にIL-13を分泌する.さらに,IL-4など外界のサイトカインの影響を受けて,機能的に変化する細胞であることも判明しており,免疫反応全般にわたり重要な細胞であることが認識されつつある.
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