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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻7号

1999年07月発行

文献概要

今月の主題 マスト細胞 技術解説

マスト細胞の病理組織学的検査法

著者: 神戸直智1 黒沢元博2 神戸美千代3 宮地良樹4

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学 2弘前大学医学部老年科学 3群馬大学医学部第2病理学 4京都大学大学院医学研究科皮膚病態学

ページ範囲:P.762 - P.766

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 ヘマトキシリン・エオジン染色では,顆粒が染色されず,病理組織学的にマスト細胞を同定することは困難である.このため,メタクロマジーを指標としてpH4.1のトルイジン青染色が用いられる.さらに今日では,トリプターゼに対する免疫組織化学染色により,感度,特異性ともに高くマスト細胞を同定できる.一方,キマーゼに対する検討はこれまでCarnoy固定液が推奨されてきたが,4%パラホルムを用いたほうが望ましいと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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