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今月の主題 糖化蛋白と蛋白のグリケーション 総説
尿毒症におけるペントシジン
著者: 伊豆原優子1 宮田敏男1
所属機関: 1東海大学医学部内科・総合医学研究所
ページ範囲:P.245 - P.249
文献購入ページに移動 AGE研究は,AGEsがグルコースから生成する糖化の指標であるという当初の概念から変遷し,酸化ストレス下で糖・脂質から生成するカルボニルストレスの蛋白修飾の1つ,すなわち酸化ストレス下におけるnon-enzymatic biochemistryの破綻のマーカーとしての意義が明らかになりつつある.カルボニルストレスおよびその最終産物であるAGEs/ALEsが生理活性を有し,いくつかの病態の発症・進展に関与している可能性についても興味が持たれている.本稿では,尿毒症における動態および臨床的意義を概説する.
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