文献詳細
文献概要
今月の主題 糖化蛋白と蛋白のグリケーション 話題
イミダゾロン
著者: 丹羽利充1
所属機関: 1名古屋大学大幸医療センター
ページ範囲:P.289 - P.293
文献購入ページに移動1.はじめに
アミノ酸,ペプチド,蛋白質のアミノ基とケトン,アルデヒド,特にグルコースなどの還元糖が反応して褐色色素を生成する反応をメイラード反応という.メイラード反応の最終産物として生成する物質を最終糖化産物(advanced glycationend products; AGE)という.メイラード反応は,アミノ基とグルコースが非酵素的に反応しシッフ塩基を形成し,次いでアマドリ転位を起こす早期反応,さらに,3―デオキシグルコソン(3―DG)などのジカルボニル基を有する活性中間体を生成する中期反応,活性中間体がさらにアミノ基と非酵素的に反応し,脱水,縮合反応を繰り返しAGEを形成する後期反応からなる.
アミノ酸,ペプチド,蛋白質のアミノ基とケトン,アルデヒド,特にグルコースなどの還元糖が反応して褐色色素を生成する反応をメイラード反応という.メイラード反応の最終産物として生成する物質を最終糖化産物(advanced glycationend products; AGE)という.メイラード反応は,アミノ基とグルコースが非酵素的に反応しシッフ塩基を形成し,次いでアマドリ転位を起こす早期反応,さらに,3―デオキシグルコソン(3―DG)などのジカルボニル基を有する活性中間体を生成する中期反応,活性中間体がさらにアミノ基と非酵素的に反応し,脱水,縮合反応を繰り返しAGEを形成する後期反応からなる.
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