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脳血管障害とcystatin C
著者: 長井篤1 小林祥泰2
所属機関: 1島根医科大学第3内科(現プリティッシュコロンビア大学神経部門) 2島根医科大学第3内科
ページ範囲:P.309 - P.311
文献購入ページに移動1930年代から,アイスランドに20~40歳で特発性脳出血を繰り返す家系があり,脳血管にアミロイドが沈着していることがわかった(脳アミロイドアンギオパチー:CAA).その後アミロイドはcystatin Cから成り,アミロイドの沈着した血管は脆弱化し,動脈瘤を形成したり,フィブリノイド壊死に陥り,破綻しやすいことが確認された1).最近,それ以外にもcystatin Cの沈着するCAAが脳血管障害を引き起こす場合があることがわかってきており,特に高齢者では注意すべき疾患となっている.
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