icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻3号

2000年03月発行

文献概要

研究

骨髄移植後のキメリズム解析におけるSTRの応用

著者: 山崎房子1 稲野浩一2 古川達雄3 橋本誠雄3 相澤義房3 岡田正彦2

所属機関: 1新潟大学医学部附属病院検査部 2新潟大学医学部検査診断学講座 3新潟大学医学部高密度無菌治療部

ページ範囲:P.327 - P.330

文献購入ページに移動
 骨髄移植後の生着確認の目的でShort Tandem Repeat(STR)を用いたキメリズム解析を行った.この方法は3種類のSTR部位を同時に増幅することから何回もPCRをかける必要が少なく,簡便であり,CTT Triplexにおける1回のPCRでの判定率は85.3%であった.キメリズム検出感度は5%,しかもバンドの濃さからある程度の残存率を予測できるため,予後判定や治療方針の決定に有効と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?