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今月の主題 微生物培養検査のサンプリング 総論
サンプリング後の検体保存の影響
著者: 犬塚和久1
所属機関: 1愛知県厚生農業協同組合連合会更生病院臨床検査科
ページ範囲:P.480 - P.486
文献購入ページに移動 微生物検査に供する検体は,採取後直ちに培養を実行するのが原則である.しかし,採取時間や検査室のシステム上やむを得ず保存する場合,注意を怠ると病原細菌が減少,あるいは死滅し,原因細菌が存在しないような結果や,材料中の常在菌が増殖してあたかも病原菌のような状態を示す結果にもなり得る.乾燥,温度,酸素や化学物質などを考慮し,それぞれの目的にあった輸送容器や保存培地を使用し,保存条件を選択する必要がある.
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