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今月の主題 微生物培養検査のサンプリング 各論―サンプリングの実際 無菌であるべき検体
2.髄液
著者: 中村明1
所属機関: 1千葉県こども病院感染症科,小児科
ページ範囲:P.491 - P.494
文献購入ページに移動 初期治療の適否がその予後に大きく関連する原発性化膿性髄膜炎では,培養結果によって投与抗菌剤を大幅に変更するといった事態は避けねばならない.そのためには,髄液沈渣グラム染色と莢膜抗原検出とによる起炎菌迅速診断を実施して,入院当日から至適治療を開始することが望ましい.シャント感染や脳膿瘍穿破などの続発性髄膜炎では起炎菌の疫学が大幅に異なるので培養法などの対応を疾患に応じて変更する必要がある.
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