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今月の主題 微生物培養検査のサンプリング 各論―サンプリングの実際 少量の常在菌を含む検体
3.膿
著者: 神崎寛子1
所属機関: 1神崎皮膚科
ページ範囲:P.507 - P.510
文献購入ページに移動 Staphylococcus epidermidisは皮膚常在細菌叢の主たる構成員であるが,毛包炎や感染粉瘤などの起炎菌でもある.また,S.epidermidisによる敗血症や心内膜炎がコンプロマイズドホストに発症することがある.
このような状況下で,以前にもまして検出菌が常在菌であった場合に起炎菌か否かを決定することが臨床の場で求められるようになっている.
そのためにも,サンプリングは常在菌による汚染を受けないよう注意して行う必要がある.切開・穿刺部分の消毒,保存時に不必要な菌の増殖がおこらないように留意することは,汚染を避けるうえで重要である.
このような状況下で,以前にもまして検出菌が常在菌であった場合に起炎菌か否かを決定することが臨床の場で求められるようになっている.
そのためにも,サンプリングは常在菌による汚染を受けないよう注意して行う必要がある.切開・穿刺部分の消毒,保存時に不必要な菌の増殖がおこらないように留意することは,汚染を避けるうえで重要である.
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