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今月の主題 微生物培養検査のサンプリング 各論―サンプリングの実際 多量の常在菌を含む検体
1.咽頭粘液
著者: 黒木春郎1
所属機関: 1千葉大学医学部小児科
ページ範囲:P.511 - P.513
文献購入ページに移動 咽頭培養は,多量の常在菌を含む検体という特殊性を有する.咽頭培養を行う適応は,細菌感染による咽頭炎である.臨床の実際で,治療の点からも問題となるものはほとんどS.pyogenes (GABHS)による咽頭炎のみである.検体採取の際には,舌圧子で舌を押し下げ,咽頭後壁,口蓋扁桃の発赤部位を滅菌綿棒で強く擦過する.2時間以内の輸送.24時間以内の室温での保存が限界である.小児の場合は固定が重要である.
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