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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻5号

2000年05月発行

文献概要

今月の主題 微生物培養検査のサンプリング 各論―サンプリングの実際 多量の常在菌を含む検体

2.喀痰・気道内吸引物

著者: 高橋洋1 渡辺彰1

所属機関: 1東北大学加齢医学研究所呼吸器腫瘍研究分野

ページ範囲:P.515 - P.518

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 下気道検体の採取法としては低侵襲で手軽な採取が可能なことから喀痰が主に用いられているが,喀痰の場合は口腔常在菌混入が不可避であるため定量培養やグラム染色によって分離菌の起炎性を正しく評価する必要がある.他には気管支鏡採痰,経皮的肺穿刺,胸腔鏡下肺生検など多くの採取法が用いられるが,各々の手法の特徴を把握したうえで,患者の病状や採取のタイミングにも注意しながら適切な検査法を選択する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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