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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻6号

2000年06月発行

文献概要

今月の主題 イオンチャネルの変化と心臓 各論

QT dispersion

著者: 早野元信1 深江学芸1 土井寿志1

所属機関: 1長崎大学医学部第3内科

ページ範囲:P.608 - P.613

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 最近注目されているQT dispersionについて概説した.その求め方には大きく,従来からの12誘導心電図での最大QT間隔一最小QT間隔から求める方法と,左側胸部誘導のT波の頂点とT波の終末点との時間差を貫壁性QT dispersion (transmural QT dis-persion)として求める方法の2つである.いずれの方法にしてもQT dispersionの値を求めることは極めて簡便であるが,本文で詳述したように,まだこれから検討されなければならない点や注意を払わなければならない点もあり,臨床に用いる場合その解釈には慎重さが要求される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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