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今月の主題 慢性閉塞性肺疾患 総説
慢性閉塞性肺疾患の概念と位置づけ
著者: 福地義之助1
所属機関: 1順天堂大学医学部呼吸器内科
ページ範囲:P.705 - P.711
文献購入ページに移動 慢性閉塞性肺疾患は不可逆性の閉塞性換気障害を特徴とし高齢者に好発し,徐々に進行する.肺気腫と慢性気管支炎が,これに含まれる.タバコ喫煙が発病の最大リスク因子である.喫煙に対しては個体間に感受性の差がみられ,遺伝的素因や後天的要因(細菌やウイルス感染症など)が,その修飾因子である.本症の定義,診断,治療については国内外のガイドラインが発表され,診療レベルの向上に寄与している.
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