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今月の主題 慢性閉塞性肺疾患 総説
慢性閉塞性肺疾患の画像診断―現状と展望
著者: 三嶋理晃1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院理学療法部
ページ範囲:P.720 - P.728
文献購入ページに移動 胸部単純X線は,X線CTに比較して,慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する診断能力は劣るが,スクリーニングとして用いるため,読影に習熟することが大切である.X線CTは,低吸収領域が肺気腫の病理的所見と良く対応するため診断能力が高く,気道病変の診断も可能である.換気シンチや血流シンチはCOPDの局所機能の評価に有用である.MRI画像はCOPDにおける胸壁や横隔膜の運動異常の評価に用いられる.
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