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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻7号

2000年07月発行

文献概要

今月の主題 慢性閉塞性肺疾患 話題

慢性閉塞性肺疾患診療のガイドラインの比較検討

著者: 石橋正義1 村上英毅1 吉田稔1

所属機関: 1福岡大学医学部呼吸器科

ページ範囲:P.756 - P.758

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はじめに
 1992年のカナダ胸部学会を初めとして,1995年にアメリカ胸部学会(ATS)およびヨーロッパ呼吸器学会(ERS)から慢性閉塞性肺疾患(COPD)のガイドラインが発表された1,2).さらに1997年にはイギリス胸部学会(BTS)からもCOPD治療のガイドラインが発表され3),1999年には日本呼吸器学会(JRS)からもCOPD診断と治療のためのガイドラインが発表されている4)
 ところで日本ではCOPDの概念に相当するのは大多数が肺気腫症であり,不可逆性の閉塞換気障害を伴う慢性気管支炎は欧米と比較して明らかに少ないといえる.このような背景を考慮し日本のガイドラインの独自性を踏まえたうえで,本稿では各国のCOPDガイドラインの比較を,主に重症度と治療を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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