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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻8号

2000年08月発行

文献概要

資料

ELISA法による尿中8-ヒドロキシデオキシグアノシンの定量法

著者: 齋藤秀1 山内博1 蓮井ゆり2 蔵重淳2 越智宏倫2 吉田勝美1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学予防医学教室 2日研フード株式会社

ページ範囲:P.913 - P.916

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 ELISA法による尿中8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8-OHdG)測定に対する測定試薬の再現性,希釈直線性,添加回収試験の結果はそれぞれ良好な結果が得られた.本法を用いて慢性ヒ素中毒患者のDNA損傷を尿中8-OHdGの測定により評価した結果,尿中のヒ素量とDNA損傷との間には量―反応関係が成り立つことを示した.これらの結果により尿中8-OHdG測定は酸化的DNA損傷の生物学的指標になり得ることが明らかとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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