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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻8号

2000年08月発行

文献概要

資料

血清免疫グロブリン(IgA,IgG,IgM)と補体成分C3,C4の当検査室における基準範囲設定―検体の冷蔵保存期間の影響

著者: 長石有紀1 門脇健二1 遠藤雅博1 小林邦夫2

所属機関: 1シオノギメディカルサービス株式会社 2塩野義製薬株式会社医薬事業部

ページ範囲:P.917 - P.920

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 血漿蛋白国際標準品(CRM470)に準拠した免疫グロブリン(IgA,IgG,IgM)と補体成分(C3,C4)の基準範囲設定に際して,当検査室における検体処理・検査条件による測定値の変動を調べた.免疫グロブリンは採血後3日間の冷蔵保存(8℃)でも有意な変動はなかった.補体成分では,C3,C4ともに冷蔵保存で経時的に上昇し,特に,C3は凍結保存(-20℃)でも上界した(2日間:+7%).したがって,基準範囲設定の際にはこれらの結果を考慮する必要が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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