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今月の主題 テレメディスン(遠隔医療) 話題
ベラルーシ共和国への国際遠隔治療支援―急性小児白血病の末梢血幹細胞移植
著者: 滝沢正臣1 村瀬澄夫1 小池健一2 小宮山淳2 神谷さだ子3 海老名英治3 ヴァレリーロザンスキー4 シュミヒナタチアナ5 ボガチェンコミハエル6
所属機関: 1信州大学病院医療情報部 2信州大学医学部小児科 3日本チェルノブイリ連帯基金・事務局 4ゴメリ州立病院 5ゴメリ州立病院小児血液科 6ゴメリ州立病院骨髄移植部
ページ範囲:P.1002 - P.1004
文献購入ページに移動チェルノブイリの原子力発電所で発生した1986年4月の原子炉暴走事故は,ベラルーシ共和国を中心とした北ヨーロッパの住民に大規模な放射線被曝をもたらした.この結果,小児癌の多発などの深刻な被害を受けたが,放射能汚染による健康被害に加え,同国の被った経済的なダメージは深刻で3兆4千億ドルに達し,その回復には24世紀までかかる可能性があるといわれている.
ベラルーシ共和国ゴメリ市はチェルノブイリ(現ウクライナ共和国)に隣接したゴメリ州にあり,ゴメリ州立病院は1,500床で地域の基幹病院である.
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