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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻1号

2001年01月発行

文献概要

今月の主題 サイトカイン・ケモカイン 総説

サイトカインのシグナル伝達と制御機構

著者: 吉村昭彦12 加藤玲子1 吉田隆文1

所属機関: 1久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門 2九州大学生体防御医学研究所

ページ範囲:P.10 - P.18

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 サイトカインの作用は細胞表面の受容体とそれに結合するJAK型チロシンキナーゼによって細胞内に伝えられる.サイトカインのシグナル伝達機構はJAK-STAT経路を中心に,その大筋が理解されようとしているが,一方でシグナルの負の調節機構やサイトカイン間のクロストークについても関心が集まってきている.サイトカインの過剰なシグナルは炎症や自己免疫疾患などに関連する.JAK-STATシグナルの負のフィードバック調節の一端がCIS/SOCS/SSIファミリー遺伝子群の研究を通じて明かにされつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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