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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅰ.基礎 1.装置

1)デジタル技術の進歩と超音波診断装置

著者: 坪根泉1

所属機関: 1フクダ電子株式会社超音波開発部

ページ範囲:P.1170 - P.1174

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はじめに
 超音波診断装置のデジタル化は電子スキャン法が開発された頃から本格的に始まる.多数の圧電素子を電子スイッチで切換え,送受信を制御して超音波ビームフォーミングするには装置のコンピュータ化は必要条件となったからである.SamMaslakによる"Computed Sonography"1)は初期の超音波デジタル技術を代表するものであり,ビームフォーミングに関するパラメータをすべてコンピュータ制御した装置で,現在のほとんどの超音波診断装置がこの概念で設計されている.
 デジタル技術の最近の進歩は筆舌に尽くしがたい.半導体製造技術,プロセス技術の進歩はCPUの処理能力を8ビット8MHzの時代から32ビット1GHz以上で動作するPentium IVが汎用PCで使われ,大容量のメモリーが安価に使え,かつインターネットで画像データも簡単にやりとりできる時代をもたらした.さらにブロードバンド超高速通信の時代へと移行しつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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