文献詳細
文献概要
特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅰ.基礎 2.新しい手法
8)3Dの進歩(1)3次元心エコー図
著者: 太田剛弘1
所属機関: 1府中病院循環器科/臨床検査科
ページ範囲:P.1239 - P.1245
文献購入ページに移動2次元から3次元の画像へ
超音波診断法は現在,日常臨床に不可欠な画像診断の手段となっている.心エコー図法は,心臓の動きをリアルタイムに表示する2次元断層心エコー法が現在の主流である.ドプラ法,カラードプラ法は血流表示を可能とし,ハーモニック画像法などの信号処理技術の開発は断層像の画質を改善した.しかし現状の画像診断は平面像であり,より正確な診断と治療に向け3次元画像が1970年代から研究されている1,2).
以前からの3次元再構築法は,拍動心の断層像を時相ごとに取り込みコンピュータ再構成するが,長時間かかり技術的にも熟練が必要だった.技術の発展は処理時間の短縮などをもたらしたが,日常の臨床応用にはまだ距離がある.
超音波診断法は現在,日常臨床に不可欠な画像診断の手段となっている.心エコー図法は,心臓の動きをリアルタイムに表示する2次元断層心エコー法が現在の主流である.ドプラ法,カラードプラ法は血流表示を可能とし,ハーモニック画像法などの信号処理技術の開発は断層像の画質を改善した.しかし現状の画像診断は平面像であり,より正確な診断と治療に向け3次元画像が1970年代から研究されている1,2).
以前からの3次元再構築法は,拍動心の断層像を時相ごとに取り込みコンピュータ再構成するが,長時間かかり技術的にも熟練が必要だった.技術の発展は処理時間の短縮などをもたらしたが,日常の臨床応用にはまだ距離がある.
掲載誌情報