icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅱ.総合

1.甲状腺

著者: 福成信博1

所属機関: 1伊藤病院外科

ページ範囲:P.1257 - P.1260

文献購入ページに移動
はじめに
 1980年代から,体表用高周波数,高分解能機器の普及に伴い,甲状腺疾患に対する超音波の役割は大きな変革を遂げた.石灰化の有無や腫瘍形状の認識にとどまらず,腫瘍内部構造の把握から腫瘍の質的診断までも可能となったのである.また,80年代後半から,ドプラ法を用いてrealtimeに血流情報が得られるようになり,甲状腺機能および腫瘍の血行動態の観察という意味において臨床的意義は極めて大きい.このように超音波検査自体が,年々機器の進歩に伴って,その臨床応用は広がってきている1).個々の甲状腺疾患における典型的所見の提示を含め,解説を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?