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文献概要
特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅱ.総合
4.末梢血管
著者: 小野倫子1 伊東紘一1
所属機関: 1自治医科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.1269 - P.1272
文献購入ページに移動はじめに
高解像度の断層画像とカラードプラ法の発達により,末梢血管も超音波検査で十分に観察できるようになってきた.超音波検査は非侵襲的であり,血管内の情報も豊富に得られるため,血管造影に代って血管疾患の第1選択の検査となってきている.
検査が多く行われている血管としては,頸動脈・椎骨動脈・四肢動静脈が挙げられる.頸動脈では動脈硬化の判定や脳虚血性疾患の原因精査が,椎骨動脈では逆流(盗血現象)による鎖骨下動脈病変の判定などが超音波検査で可能である.四肢動脈では動脈瘤や閉塞性疾患の評価に,四肢静脈では深部静脈血栓症の診断に利用されている.
高解像度の断層画像とカラードプラ法の発達により,末梢血管も超音波検査で十分に観察できるようになってきた.超音波検査は非侵襲的であり,血管内の情報も豊富に得られるため,血管造影に代って血管疾患の第1選択の検査となってきている.
検査が多く行われている血管としては,頸動脈・椎骨動脈・四肢動静脈が挙げられる.頸動脈では動脈硬化の判定や脳虚血性疾患の原因精査が,椎骨動脈では逆流(盗血現象)による鎖骨下動脈病変の判定などが超音波検査で可能である.四肢動脈では動脈瘤や閉塞性疾患の評価に,四肢静脈では深部静脈血栓症の診断に利用されている.
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