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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅱ.総合

6.整形外科―股関節領域の検査を中心として

著者: 扇谷浩文1

所属機関: 1昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科

ページ範囲:P.1279 - P.1283

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はじめに
 超音波が骨を通過し得ないという性質上,超音波検査は整形外科疾患においてはほとんど使用されなかった.しかし軟骨をはじめとした軟部組織を観察するのに適していることから,超音波が人体に対し無侵襲であるという利点もあり,本検査は軟骨・軟部組織の多い小児整形外科疾患でよく利用されている.1998年4月以降,四肢の超音波検査が保険適応として認められ,整形外科での利用はますます盛んになっている.ここでは整形外科のどのような領域(部位または疾患)においてどのように超音波が利用されているかを記載してみたい.次いで本稿では,最も検査法が確立している乳幼児の先天性股関節脱臼と小児や成人に対する単純性・化膿性股関節炎,関節水腫における超音波画像の撮像方法とその読み方について記載する.股関節におけるほかの方法や,股関節以外の多くの分野については詳細は特集号などを参照していただきたい1~3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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