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特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅲ.循環器
6.心膜疾患
著者: 皆越眞一1
所属機関: 1鹿児島大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1387 - P.1390
文献購入ページに移動はじめに
心膜疾患には心膜炎,心タンポナーデ,収縮性心膜炎などのほか,心膜欠損,心膜嚢腫,心膜腫瘍などがある.ここでは,心エコー法による心タンポナーデと収縮性心膜炎について述べる.
心タンポナーデや収縮性心膜炎の診断は臨床的に低心拍出の状態をみた場合,常に鑑別に挙げる必要がある.その際,脈や頸静脈の状態を呼吸変動とともに観察すること,脈圧の低下の有無,聴診でのknock soundの有無などに注意することなどが,その診断率を向上させると思われる.
心膜疾患には心膜炎,心タンポナーデ,収縮性心膜炎などのほか,心膜欠損,心膜嚢腫,心膜腫瘍などがある.ここでは,心エコー法による心タンポナーデと収縮性心膜炎について述べる.
心タンポナーデや収縮性心膜炎の診断は臨床的に低心拍出の状態をみた場合,常に鑑別に挙げる必要がある.その際,脈や頸静脈の状態を呼吸変動とともに観察すること,脈圧の低下の有無,聴診でのknock soundの有無などに注意することなどが,その診断率を向上させると思われる.
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