文献詳細
特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅲ.循環器
文献概要
はじめに
心膜疾患には心膜炎,心タンポナーデ,収縮性心膜炎などのほか,心膜欠損,心膜嚢腫,心膜腫瘍などがある.ここでは,心エコー法による心タンポナーデと収縮性心膜炎について述べる.
心タンポナーデや収縮性心膜炎の診断は臨床的に低心拍出の状態をみた場合,常に鑑別に挙げる必要がある.その際,脈や頸静脈の状態を呼吸変動とともに観察すること,脈圧の低下の有無,聴診でのknock soundの有無などに注意することなどが,その診断率を向上させると思われる.
心膜疾患には心膜炎,心タンポナーデ,収縮性心膜炎などのほか,心膜欠損,心膜嚢腫,心膜腫瘍などがある.ここでは,心エコー法による心タンポナーデと収縮性心膜炎について述べる.
心タンポナーデや収縮性心膜炎の診断は臨床的に低心拍出の状態をみた場合,常に鑑別に挙げる必要がある.その際,脈や頸静脈の状態を呼吸変動とともに観察すること,脈圧の低下の有無,聴診でのknock soundの有無などに注意することなどが,その診断率を向上させると思われる.
掲載誌情報