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文献概要
特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅳ.腹部
3.膵臓
著者: 唐澤英偉1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器放射線科
ページ範囲:P.1421 - P.1426
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超音波は肝臓,胆嚢を比較的容易に描出できることから消化器の診断に頻繁に使用されている.しかし,膵については小さな臓器であることや消化管ガスの影響を受けやすいことから,いまだ十分に検査できる臓器とはいえない.超音波で膵の検査を効率良く行うには,超音波解剖と膵疾患の理解が必要である.膵血管の血流動態の診断にはドプラ検査,さらに造影エコーが有用である.
超音波は肝臓,胆嚢を比較的容易に描出できることから消化器の診断に頻繁に使用されている.しかし,膵については小さな臓器であることや消化管ガスの影響を受けやすいことから,いまだ十分に検査できる臓器とはいえない.超音波で膵の検査を効率良く行うには,超音波解剖と膵疾患の理解が必要である.膵血管の血流動態の診断にはドプラ検査,さらに造影エコーが有用である.
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