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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻11号

2001年10月発行

文献概要

特集 超音波検査の技術と臨床 Ⅴ.泌尿器

1.びまん性腎疾患

著者: 斉藤雅人1 橋本哲也2

所属機関: 1明治鍼灸大学泌尿器科学教室 2桃仁会病院泌尿器科

ページ範囲:P.1445 - P.1448

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はじめに
 びまん性腎疾患とは,腎全体にほぼ同じ病変がびまん性に波及している病態で,慢性糸球体腎炎,糖尿病性腎症,ネフローゼ症候群,急性腎不全,腎盂腎炎などが主なものである.これらは腎腫瘍などの限局性1腎疾患と異なり,主として顕微鏡レベルの変化であって巨視的には捉えにくい病変である.したがって超音波検査上特微的な所見に乏しく,あくまで補助診断として用いられるのが実状である.これはCTやMRIといったほかの画像診断法でも同様である.
 主なびまん性腎疾患の超音波断層像を以下に供覧する.これらの超音波断層像は,すべて腹臥位で背部から走査して得られたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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