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文献概要
特集 超音波検査の技術と臨床 コラム
探触子の消毒と滅菌
著者: 大竹章文1
所属機関: 1アロカ株式会社第一技術部システム2課
ページ範囲:P.1485 - P.1486
文献購入ページに移動 最近のTVをにぎわせている医療機関でのC型肝炎感染症は,医療に従事する者にとって深刻な問題の1つである.よく間違えられる言葉の定義であるが,消毒と滅菌は大きく異なる.「消毒」(dis-infection)とは,主として病原微生物を破壊することをいう.多量の細菌芽胞がある場合を除き,無生物体に存在するすべての栄養型細菌を破壊する高度消毒処理も消毒のカテゴリーに含まれる.
また「滅菌」(sterilization)とは,すべての増殖可能な微生物(あらゆる形態)を完全に破壊もしくは除去する処理をいい,有効な滅菌後に製品やユニットに生存微生物が存在する確率が100万分の1以下(10-6)であることをもって,滅菌保証レベル(steril-ity assurance level;SAL)と定義される.
また「滅菌」(sterilization)とは,すべての増殖可能な微生物(あらゆる形態)を完全に破壊もしくは除去する処理をいい,有効な滅菌後に製品やユニットに生存微生物が存在する確率が100万分の1以下(10-6)であることをもって,滅菌保証レベル(steril-ity assurance level;SAL)と定義される.
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