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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻3号

2001年03月発行

今月の主題 酸化ストレス

総論・酸化ストレスと生体

遺伝子変異

著者: 尾関宗孝1 豊國伸哉2

所属機関: 1生物系特定産業技術研究推進機構 2京都大学大学院医学研究科基礎病態学講座病態生物医学

ページ範囲:P.247 - P.253

文献概要

 酸化ストレスにより生じたDNA損傷は遺伝子変異,ひいては発癌や細胞死,老化を引き起こす.これには活性酸素により生じた8―ヒドロキシグアニンや2―ヒドロキシアデニンといった損傷塩基がかかわっている.最近の研究でその変異誘発機構が解明されると同時に,その修復機構についても関連酵素のクローニングが進むなどさまざまな知見が得られつつある.今後これらの研究成果が,酸化ストレスにより生じる病態の治療や予防に応用されることが期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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