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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻3号

2001年03月発行

文献概要

今月の主題 酸化ストレス 話題

酸化ストレスマーカーとしての血中酸化型α1アンチトリプシン測定法

著者: 上田昌伺1 真柴新一1 内田壱夫1

所属機関: 1(株)いかがく研究開発部・京都医科学研究所

ページ範囲:P.293 - P.296

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1.はじめに
 α1アンチトリプシン(AT)は血清中に存在する代表的なセリンプロテアーゼインヒビターであり,好中球などの炎症細胞から放出されるプロテアーゼを不活性化することで組織障害を抑制する.一方でATは炎症時に好中球などから放出されるフリーラジカルにより酸化され失活することも知られている.この酸化失活は活性中心のメチオニン残基の酸化が原因であるとされており1),フリーラジカルの関与が考えられている疾患において酸化失活したATが検出されている2)
 本稿では,われわれが作製した抗ヒト酸化型AT抗体を用いた血中酸化ATの測定について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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