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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻4号

2001年04月発行

文献概要

今月の主題 高齢化 総説

老化に関連する遺伝子

著者: 鍋島陽一1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学

ページ範囲:P.359 - P.364

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 老化に伴う疾患を克服することは人類の有史以来の願望であり,多くの試みが続けられており,老化現象の理解は急速に深まっている.その成果として,①テロメア長を伸長させるテロメラーゼが同定され,テロメア長が閾値以下になると染色体の不安定性,細胞分裂の停止が誘導されること,②早期老化症の原因遺伝子はRecQ型DNAヘリカーゼファミリーに属しており,その欠損により染色体が不安定化し,老化症状や癌を引き起こされること,③早期老化症状を呈するklothoマウスが樹立され,β-グルコシダーゼファミリーに属する原因遺伝子が同定された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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