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微量CRPと冠動脈疾患
著者: 藤田誠一1 角谷勇実1 片山善章1
所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部
ページ範囲:P.429 - P.431
文献購入ページに移動ヒトC反応性蛋白(CRP:C-reactive protein)は,1930年にTilletとFrancisによって肺炎患者血清から発見され,Ca2+存在下で肺炎球菌のC多糖体中のホスフォリルコリンと複合体を形成することからCRPと命名された.
CRPは肺炎球菌菌体の多糖体と沈降反応を示す5個のサブユニットが環状に結合した分子量105,000の蛋白であり,アミロイドのp-compo-nentやpentraxinと類似した構造を有している.
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