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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻4号

2001年04月発行

文献概要

トピックス

HCV抗原検査の展望

著者: 森勝志1 米田孝司1 片山善章1

所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部

ページ範囲:P.439 - P.441

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1.C型肝炎
 C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV:Hepati-tis C Virus)の感染により成立し,その成立は,大部分がHCVを含んだ血液の輸血や血液製剤の使用などの医療行為にあると考えられている.感染後は,2週間から6か月の潜伏期を経て,食欲不振,全身倦怠感,腹部不快感,悪心嘔吐などの症状が出現する.一般的には軽症例が多く,60%以上が慢性化(キャリア)し,10~20年以上の経過で肝硬変1)から肝癌2)に移行するケースが非常に多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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