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今月の主題 薬剤耐性菌をめぐる最近の話題 総説
臨床現場において警戒が必要な薬剤耐性菌と関連する諸問題
著者: 荒川宜親1
所属機関: 1国立感染症研究所細菌・血液製剤部
ページ範囲:P.811 - P.819
文献購入ページに移動 MRSAやVREなどグラム陽性菌の多剤耐性菌が世界的規模で問題となっている.一方,これまで有効性が期待できる抗菌薬が多数存在し,何とかコントロールが可能であった緑膿菌やセラチア,エンテロバクター,肺炎桿菌などのグラム陰性桿菌においてもニューキノロン,カルバペネム,アミノグリコシドなどに多剤耐性を獲得した臨床分離菌が出現しつつあり,それらの蔓延は21世紀の医療にとって大きな脅威となりつつある.
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