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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻8号

2001年08月発行

文献概要

今月の主題 薬剤耐性菌をめぐる最近の話題 総説

臨床現場において警戒が必要な薬剤耐性菌と関連する諸問題

著者: 荒川宜親1

所属機関: 1国立感染症研究所細菌・血液製剤部

ページ範囲:P.811 - P.819

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 MRSAやVREなどグラム陽性菌の多剤耐性菌が世界的規模で問題となっている.一方,これまで有効性が期待できる抗菌薬が多数存在し,何とかコントロールが可能であった緑膿菌やセラチア,エンテロバクター,肺炎桿菌などのグラム陰性桿菌においてもニューキノロン,カルバペネム,アミノグリコシドなどに多剤耐性を獲得した臨床分離菌が出現しつつあり,それらの蔓延は21世紀の医療にとって大きな脅威となりつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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