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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻8号

2001年08月発行

文献概要

資料

医療従事者におけるラテックス感作の実態調査報告

著者: 奥田勲1 椛沢靖弘2 田中司1 伊藤幸子3 望月規央3 斎藤信一3 青木貞男4

所属機関: 1国立療養所東京病院臨床検査科 2国士舘大学体育学部スポーツ医科学科 3国立病院東京災害医療センター臨床検査科 4国立甲府病院研究検査科

ページ範囲:P.907 - P.912

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 医療従事者を対象にラテックス感作状況を調査したところ,全対象者におけるラテックス特異IgE抗体陽性率は10.4%(45名/431名)であった.陽性者45名の内訳は,看護婦が30名(66.7%)と最も多かった.ラテックス特異IgE抗体陽性者は,バナナ・キウイ・アボガドなど交叉反応性のある果物による間接的な感作の可能性が示唆された.ラテックス製手袋使用量とラテックス感作に相関関係は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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