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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻1号

2002年01月発行

今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査

各論

CYPの遺伝子多型とその解析

著者: 中島美紀1

所属機関: 1金沢大学薬学部薬物代謝化学

ページ範囲:P.31 - P.37

文献概要

 チトクロムP450(CYP)は肝臓に存在する主要な薬物代謝酵素であり,様々な医薬品の代謝を触媒している.CYPの遺伝子多型により酵素活性が低下または欠損し,そのCYPが代謝する医薬品の血中濃度が異常に上昇することで副作用が生じたり,または薬効を有する代謝物が生成しないために薬効が得られないことがあり,CYPの遺伝子多型は薬物治療において重要な問題である.本稿では,CYPの遺伝子多型とその臨床における意義を分子種ごとにわかりやすく解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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