文献詳細
文献概要
今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査 話題
遺伝子多型と抗癌剤の選択
著者: 小澤正吾1
所属機関: 1国立医薬品食品衛生研究所薬理部
ページ範囲:P.63 - P.67
文献購入ページに移動1.はじめに
昨今の個別化医療への取り組みをみるまでもなく,適切な制癌剤を適切な量投与するという患者個人個人に適した選択の意思決定がどのようにして行われなければならないかについて,本稿で考察する.制癌剤の投与には「選択毒性」の問題が常につきまとう.癌細胞の性質と,患者側の問題の両方を考慮しなければならない.
昨今の個別化医療への取り組みをみるまでもなく,適切な制癌剤を適切な量投与するという患者個人個人に適した選択の意思決定がどのようにして行われなければならないかについて,本稿で考察する.制癌剤の投与には「選択毒性」の問題が常につきまとう.癌細胞の性質と,患者側の問題の両方を考慮しなければならない.
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