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特集 造血器腫瘍 Ⅲ 検査法の基礎知識
3.組織染色法(一般・特殊染色)
著者: 山本智理子1
所属機関: 1(財)癌研究会・癌研究所・病理部
ページ範囲:P.1261 - P.1264
文献購入ページに移動はじめに
REAL分類1)に続いて新WHO分類2)においても,形態学的所見(morphology)と細胞表面マーカー(immunophenotype)は,病型を規定する重要な所見となっている.造血器腫瘍の診断に用いられる検体には血液塗抹標本,骨髄生検標本やリンパ節生検標本などがあるが,以下では主として組織検体,すなわち骨髄,リンパ節および節外性諸組織の染色を中心に述べる.染色までの処理として,ホルマリン固定済みの検体は,脱水透徹処理を経てパラフィン包埋ブロックにして薄切される.未固定検体の場合は,OCT包埋下での液体窒素による急速凍結と薄切が一般的である.
REAL分類1)に続いて新WHO分類2)においても,形態学的所見(morphology)と細胞表面マーカー(immunophenotype)は,病型を規定する重要な所見となっている.造血器腫瘍の診断に用いられる検体には血液塗抹標本,骨髄生検標本やリンパ節生検標本などがあるが,以下では主として組織検体,すなわち骨髄,リンパ節および節外性諸組織の染色を中心に述べる.染色までの処理として,ホルマリン固定済みの検体は,脱水透徹処理を経てパラフィン包埋ブロックにして薄切される.未固定検体の場合は,OCT包埋下での液体窒素による急速凍結と薄切が一般的である.
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