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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻11号

2002年10月発行

文献概要

特集 造血器腫瘍 Ⅲ 検査法の基礎知識

10.画像検査―1)骨髄造血組織評価

著者: 小澤栄人1 天沼誠1 平敷淳子1

所属機関: 1埼玉医科大学放射線医学

ページ範囲:P.1319 - P.1323

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はじめに
 骨髄の病態評価は組織学的検査や末梢血液検査によりなされ,画像診断ではシンチグラムがこれまで主流であった.現在,臨床で用いられるMRIはプロトン(水素原子核)を画像化したものであるが,画像化に当たっては多様な情報キャリアを用いることができ,それぞれの情報キャリアを強調する方法がパルス系列として開発されている.特に骨髄のMRIでは赤色髄および黄色髄の変化が骨髄内脂肪の増減および水の増減として表現されるため,それらを強調および分離したパルス系列を用いた骨髄画像化が一般的に行われている.
 本稿では,MRIによる骨髄造血組織の画像とその変化および骨髄造血組織の量的評価の方法について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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