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特集 造血器腫瘍 Ⅳ 検査の実際
2.慢性白血病―2)慢性リンパ性白血病
著者: 高山信之1
所属機関: 1杏林大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1369 - P.1374
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慢性リンパ性白血病(chronic lymphocytic leu-kemia;CLL)は,成熟リンパ球の単クローン性の異常増殖を特徴とする疾患である.様々な類縁疾患が存在するが,通常CLLといえばCD5,CD19,CD20陽性のB細胞性のリンパ増殖性疾患のみを指す.50歳以上の中高齢者に多く,若年者には稀である.欧米では全白血病の約30%を占めるが,わが国では1~3%と少なく,発症頻度に極端な人種差があるのも特徴である.その名の通り経過は慢性であるが,通常の化学療法では治癒は困難である.慢性骨髄性白血病と異なり多くの類縁疾患があるために,まず診断を確定することが重要である.
慢性リンパ性白血病(chronic lymphocytic leu-kemia;CLL)は,成熟リンパ球の単クローン性の異常増殖を特徴とする疾患である.様々な類縁疾患が存在するが,通常CLLといえばCD5,CD19,CD20陽性のB細胞性のリンパ増殖性疾患のみを指す.50歳以上の中高齢者に多く,若年者には稀である.欧米では全白血病の約30%を占めるが,わが国では1~3%と少なく,発症頻度に極端な人種差があるのも特徴である.その名の通り経過は慢性であるが,通常の化学療法では治癒は困難である.慢性骨髄性白血病と異なり多くの類縁疾患があるために,まず診断を確定することが重要である.
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