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特集 造血器腫瘍 Ⅳ 検査の実際
6.多発性骨髄腫と関連疾患―2)アミロイドーシスの診断
著者: 若槻真吾1 安倍正博2 小阪昌明3
所属機関: 1兵庫県立淡路病院検査部病理検査室 2徳島大学大学院医学研究科生体情報内科学(第一内科) 3徳島県立海部病院
ページ範囲:P.1427 - P.1430
文献購入ページに移動アミロイドーシスは,各種の前駆蛋白より誘導された一群の異常蛋白からなる病態線維(アミロイド)が身体諸臓器の間質に沈着し,それらの機能障害を起こす疾患群である.現在約20種類のアミロイド前駆蛋白が同定されている.
多発性骨髄腫症例の10~15%にアミロイドーシスがみられ,アミロイドーシスを伴わない症例に比べ,明らかに予後が悪い1,2).
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