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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻11号

2002年10月発行

文献概要

特集 造血器腫瘍 Ⅳ 検査の実際

6.多発性骨髄腫と関連疾患―3)IL-6レセプター

著者: 中原英子1 吉崎和幸12

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科分子病態医学専攻生理病態学 2大阪大学健康体育部健康医学第一部門

ページ範囲:P.1431 - P.1435

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はじめに
 多発性骨髄腫は,モノクローナル高γグロブリン血症と骨融解性病変を特徴とする形質細胞の腫瘍性増殖性疾患であり,その病態形成にインターロイキン6(IL-6)の関与が示唆されている.IL-6は膜結合型あるいは可溶性IL-6レセプター(IL-6R,sIL-6R)と結合することで初めてそのシグナルを細胞内に伝達することが可能となる.本稿では,多発性骨髄腫におけるIL-6Rのかかわりを中心に解説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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