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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻13号

2002年12月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査技師の教育 総論

検査技師教育―教育の現場から

著者: 北村清吉1

所属機関: 1神奈川県立衛生短期大学

ページ範囲:P.1634 - P.1646

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 当初,衛生検査技師は名称独占,都道府県知事免許で教育は2年制,指定規則・指導要領によって教育し,免許は衛生検査技師試験に合格することが条件であった.法律改正で,臨床検査技師に独占業務が加わり国家試験制度に昇格し厚生大臣免許となった.教育は3年制となった.衛生検査技師は承認大学で厚生大臣指定科目を履修することで国家資格の免許を取得できることになった.その後,指定規則改正を受けて,すべての受験者が全科目を受験することとなり,直近の改正では,主となる教員は,臨床検査技師3名以上とし,学校の責任で多様な教育をすることとなった.今後の課題として,資格制度を統一すること,一様一律の教育から脱却すること,EBMによる医療科学の発展をめざすことが求められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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