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今月の主題 インフルエンザ―新しい知見 総説
インフルエンザウイルスの構造と遺伝子
著者: 豊田哲也1 原好勇1
所属機関: 1久留米大学医学部ウイルス学講座
ページ範囲:P.133 - P.138
文献購入ページに移動 インフルエンザウイルスはA,B,C型に分類され,なかでもA型ウイルスはこれまでに4回の世界的大流行を起こしてきた.A型ウイルスは外被に病原性を決定するHAとNAの2つの糖蛋白質とイオンチャンネルM2を持ち,M1で裏打ちされた粒子中には8本の分節型マイナス鎖RNA遺伝子とNP, RNA依存性RNAポリメラーゼからなるRNPとNS2(NEP)を持つ.3つのサブユニットPB1, PB 2, PAからなるRNAポリメラーゼはウイルス遺伝子の転写・複製を行う.
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