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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻2号

2002年02月発行

文献概要

今月の主題 インフルエンザ―新しい知見 総説

インフルエンザ発症のメカニズム

著者: 土橋佳子1 永武毅2

所属機関: 1国立療養所川棚病院呼吸器科 2長崎大学熱帯医学研究所感染予防治療分野

ページ範囲:P.139 - P.144

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 インフルエンザウイルスは表面にスパイク状のHA, NAを持つが,特にHAは病原性に深くかかわる.HA開裂活性化はウイルスの感染性獲得に必須である.内因性および外因性ウイルス活性化プロテアーゼはHA開裂活性化を促進して,その病原性を高める.
インフルエンザの発症(症状発現)には,ウイルス感染時に産生される炎症性サイトカインが関与しており,肺炎合併など重症化には,O2,NO,ONOOといったフリーラジカルが関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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