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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻2号

2002年02月発行

文献概要

トピックス

和漢薬による薬物性肝障害―検査室診断の問題と将来

著者: 小方則夫1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.197 - P.200

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1.はじめに
 新しい薬剤が続々と臨床応用されるにつれて,薬物による肝障害も増加し時には社会的問題となる.和漢薬は西洋薬に比べて肝障害をはじめとする副作用は少ないとする認識が一般的である1).しかしながら,多種類の和漢薬についてそれぞれ少数例ずっながらも薬物性肝障害が報告され,なかには重症例もあることは注意を要する2)
 現在の世界的な薬物性肝障害診断指針の妥当性の論議ならびに肝臓における薬物代謝の分子機構の知見をもとに,和漢薬による薬物性肝障害の検査室診断の問題と将来について概観したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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