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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻2号

2002年02月発行

文献概要

研究

全血検体にて測定できる抗HTLV-1抗体検査キット

著者: 山口一成1 米村雄士1 岡部紘明1

所属機関: 1熊本大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.215 - P.220

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 HTLV-Iの関連抗原に対する抗体検査にはゼラチン凝集法(PA法),酵素免疫測定法(EIA法),間接蛍光抗体法(IF法),ウェスタンブロット法(WB法)などがあり,HTLV-Iの関連疾患の診断,輸血による感染や母子感染を防止する目的で多くの施設で実施されている.今回,シスメックス社より新たに開発されたcounting immunoassay(CIA)法を原理とした抗HTLV-I抗体検出キットの性能について全血を用いて検討した.血漿を用いたEIA法,PA法との一致率(相関性),経日安定性試験も良好であり,スクリーニング試薬として十分な性能を有すると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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