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今月の主題 細胞診自動化 巻頭言
細胞診自動化
著者: 坂本穆彦1
所属機関: 1杏林大学医学部病理学
ページ範囲:P.593 - P.594
文献購入ページに移動 細胞診の臨床応用それ自体が婦人科領域で始められたのと同様に,近年の"細胞診自動化"の動きは,まず婦人科細胞診によって先鞭がつけられた.
従来,細胞診は人手を介するステップの多い検査手法であり,それだけに機械化の難しい分野とされてきた.しかしながら,現代のコンピュータ技術には目をみはるものがあり,越えがたい障壁と思われていたハードルを次々に飛び越えて,新たな地平を切り拓こうとしているかのように見受けられる.この新しい流れは米国を中心に精力的に推し進められており,その結果,日常業務,特に婦人科細胞診の実際は日米で大きな相違が出現している.
従来,細胞診は人手を介するステップの多い検査手法であり,それだけに機械化の難しい分野とされてきた.しかしながら,現代のコンピュータ技術には目をみはるものがあり,越えがたい障壁と思われていたハードルを次々に飛び越えて,新たな地平を切り拓こうとしているかのように見受けられる.この新しい流れは米国を中心に精力的に推し進められており,その結果,日常業務,特に婦人科細胞診の実際は日米で大きな相違が出現している.
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